2008年11月7日金曜日

ペルソナ リチャードサッパー

前半は、ペルソナ手法について 
後半は、リチャード サッパーについて

ペルソナ手法
ペルソナ手法は、ユーザーの経験価値を生み出すためのもの。
また、チーム間の対象ユーザーの共有にも役立つ。

まずは、ペルソナ構築のプロセスとして、ユーザーの定義が重要である。
仮想的に想像することもあれば、実際にインタビューをして定義してくこともある。
・ユーザーの基本情報
 名前、年齢、男女、特徴、知識、スキルなど

・ユーザーロール
 社会的な役割 会社の部長、家の中を明るくする子供 など社会的、精神的役割

・ユースケース
 どのようにユーザーがソフトと関わるか

・ユーザープレファレンス
 その商品に関して、どのような状況、環境においてどのような好みがあるか。ブランドとの 関わりが重要である。インタビューの際は、読んでいる雑誌などを聞くとその人のユーザー プレファレンスが露になっていく。


次に、ユーザーゴールの設定
 仮想的なユーザーが欲しがる機能ではなく、達成したい目標を設定

最後に、
 ユーザーがゴールに達成できるようシナリオを制作する。

結局設定された、固定ユーザーに提案されたエクスペリエンスをどのように他のユーザーに広げていくのか、どの程度まで抽象化するのかがポイントなのではないかと感じた。

リチャードサッパー
自然のものを見ることを大事にしていた。それは自然のものには動き(雲、影、葉っぱ)があり、表情がかわり人の興味をそそるから。
STATICのように、そのもの自体が動くものもあれば、人間が動くことで動きの見える彫刻のようなものもある。

2008年10月30日木曜日


10/24 

学生同士の自己紹介
自分の自己紹介の時、長くなってしまい申し訳なかったです。
でも、自分の卒業制作に対して感じていた小骨が一つとれました。
よかった。

佐藤雅彦
彼は最初、「枠」に囲まれたものを集め続け、ルールを発見しました。
その中には変なものもあるけれど、個性は感じられました。
そして、そういった「枠」というルールに対して自分のトーンがでてきたようです。

PAUL RAND
抽象化されているけれど、単なる丸、四角でない表現が絶妙のようです。
彼が作ったIBMのロゴはネガとポジでMの部分の開きが異なっていました。
分野に限らないことだけれど、デザインは単体で存在するものではなく、そのまわりの環境のことを考えなければならないと思いました。当たり前のことだけれど、実際に仕事で表現されていて、そこから実感できてよかったです。
you tubeで PAUL RANDと検索すると、彼のロゴを用いたムービーがでてきました。とてもかわいかったです。


content context  form...
物が持つcontentは、ユーザーがどうなるか(楽しくなるとか)ということ。
contextは、花のある生活でやったような誰が、どこで、いつという外的要因。
contextとcontentの間にinterfaceがあるのではないかと思います。
contentがformになると人とものを繋ぐ役割のものがなく、人にcontentを届かせることができないと感じます。

2008年10月21日火曜日

to learn methods


10/17の情報デザイン特論では、デザインメソッドの事例紹介、ミニワークショップとして「花のある生活」を行いました。


デザインメソッド

この授業を通して色んなメソッドを意識的に学び、自分オリジナルのアプローチをつくることが目的だそうです。
上の図は、メソッドが一つの時、複数ある時の比較です。



個人的な話をすると、メソッドとは程遠いですが構想の段階で必ず「自分の体験」を取り入れるようにしています。実際に使用される場所に行ってみたり、ものに関連する行為などを観察したり、ユーザーと同じシチュエーションになってみたりしながらそこで得られる自分の共感、違和感を得てデザインをしたいと思っています。
見えたり、感じたりするものを作るのがデザイナーの仕事の場合が多い(作らない場合もある)ので、自分で体験しないと。

   花のある生活
-context of use → form-

花のある生活でのワークショップは、まずは花瓶のスケッチを書き、次に花のある生活のワンシーンを描くというものでした。生活のワンシーンを考える際、who when where howを考えました。
花瓶を描いた時は、個々の好きな形のアイデアがでてきましたが、生活のワンシーンでは、様々な花を楽しむ様子のアイデアを見ることができました。
飛行機の中で花を楽しむ、見つめる、つむ、部屋に侵入、観察など、おもしろかったです。
花瓶をデザインする時、「花瓶のアイデア」をだしていると花瓶しかでてこないけれど、「花を楽しむアイデア」をだせば今までの花瓶とは全く違ったものができます。

ものをデザインする際、contextは何かを考える必要があると感じました。

次回授業は学生紹介です。他の人がどういうことをしてきているのか、とても楽しみです。

2008年10月19日日曜日